藍建て7・8日目
投稿日:7日目
特に変化はないまま1日が過ぎました。
液温は28℃前後、PHは10.4~10.6をうろうろ。
還元膜は張らず、アンモニア臭があるのみ。わずかに草っぽい匂いもあるものの、いわゆる藍の匂いにはまだな気がします。
8日目
思い切って、2つに分けていたものを1つにまとめました。
70リットルのバケツを買って、今までの2つのバケツから各上澄みっぽい部分を取り除き、その下のもったりしたドロドロのすくもを大バケツに。
藍溶液の上澄みを60℃に熱してバケツに戻す。
PH11.6の灰汁を70℃に熱してバケツに投入(旧バケツを洗いながら)。
石灰を足してPHを思い切って12.0まで上げてみました。
下に電熱マットを追加、マット+電気毛布という贅沢な環境で、作業終了時の液温は35℃(思ったほどには上がらず)。
3時間後には液温34℃、PH11.8。
これでまた様子見です。
ふと思ったのだけど、昨年すくもを作った時に、乾燥葉の重量からできたすくもの重量が、一般的な平均値よりも少なめだった。通常7割と言われているところ、ウチでは58%だった。軽く1割の誤差がある。これも何か関係あるかもしれない。すくもの重量は少ないけれども、中身は多いとか、そんなことってあるのだろうか、だけど乾燥葉を醗酵させてすくもにする、その過程で成分が漏れ出す場所がないのだから、乾燥葉はすべてすくもになったと考えるほうがわかりやすいようにも思う。わからないことだらけ・・・。
アカソ染め
灰汁のために火を焚いたので、取っておいたアカソの染液でシルクストール2枚と木綿布、大麻布を1枚ずつ、染めてみました。
シルクストールは、灰汁(ヤマザクラ)媒染と銅媒染。生地は灰汁媒染。ストールは銅のほうがこっくりと深いべんがら色に染まった気がします。乾いてみないとまだ何とも言えませんが、灰汁媒染よりは強いです。
いい色が出ますね、今度はもっと本格的に染めてみたいものです(今回は1度しか染液を取らなかったし、染めたものもわずか)。