藍の栽培

嵩上げ

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朝の藍たちのPHは、大ちゃんがすこし下がりました。青くんはほぼ変わらず。液温も26~27℃あたりです。
蓋を開けた時は、明らかに青くんのほうが調子よさそう。刺激臭が少なく、藍の香り。大ちゃんはまだまだ刺激臭。そのせいか、撹拌後の試し染めも、青くんのほうがずっと青かった。

 青くん
昨日の泡がそのまま残っていて悪くない感じ。液面も黒に近い濃紺に見えます。

 わかりづらい・・・
青くんの泡はもう青い泡です

 大ちゃん
油膜は見えるけど泡が少ない、あと全体的に色がくすんでいる感じ、青くんほどの濃紺って感じではありません

 1分染め
左が大ちゃん、右が青くん
けっこう違うものですよね・・・。

不思議なことだと思います。なんせ、青くんは、一昨日の朝までは大ちゃんだったわけで。一昨日の朝、大ちゃんから取り分けて青くんになったわけで、それなのに何でこんなに違うんだろう?
大ちゃんは、やはり一昨日の夜から昨日の朝にかけて、PHががくっと下がった、あれが悪かったんだろうな。でもなぜそんなに極端に下がったのか、しかも大ちゃんだけ・・・? わからないことだらけです。

私が考えついたのは、すくもの量の多寡だけだったので、本日、大ちゃんを嵩上げしました。灰汁を35℃に温めて、すこし石灰を足してPHを11.0にして、投入。大ちゃんに8リットル、青くんに2リットル。さらに、迷いましたが大ちゃんに日本酒を50ccだけやってみました。
夕方まで液温もPHも変化なし。とにかく焦らず(とっくにその段階は過ぎていると思いますが)、ここまで来たら待つしかないですね。
ではまた

藍の栽培

工房での1番刈、計量

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今年の工房畑での藍の1番刈、乾燥葉は3.0kg、誤差はプラマイ100~最大150くらいかと思われます。
昨年の1番刈では3130グラムの乾燥葉がとれました。全体の5%ほどは泥藍にしましたので、やはり昨年のほうが1番刈の収穫は多かったことになります。

考えられることとしては。
今年は藍の苗が大量に出来過ぎて避難先を決められず、畑を借りてそちらに苗を植え付けたのが昨年よりも遅かった、残りを工房に植えたのでさらに遅かった。
優良苗(セルトレイ)を借りた畑に植えて、こちらにはセルトレイに移さない状態の苗を植えたので、苗としても昨年の方がよかったと思う。
単純に植えつけた株数も昨年の方が多かった。しかし株間を開けたことで虫の被害が殆どなかったのは今年のよかった点。防除にも気を配った。

来年はよそに畑を借りずに、工房の畑面積を増やそうと考えていますが、さてさて今年は全部でどれくらいの乾燥葉がとれ、すくもができるでしょうか・・・。