雨が続きますが、木々は紅葉を待ってくれないので、雨の中葉っぱを取りに行ってだんこうばい染めをしました。
今日はその前に、精錬作業の様子から。
鍋スタンバイ
寸胴に大量のお湯を沸かし、純せっけんを削って入れて、その後ソーダ灰を入れます。色々なやり方があると思いますが私はこれです。
生地を投入
今日はタイの手織り木綿、漂白していない薄茶のものを精錬しました。
沸騰させた状態でしばらく置き、取り出してゆすぎ、脱水。2度繰り返すこともありますが、今日は1度で。その後、濃染処理をします。私はディスポンという市販のものを使っています。これにもお湯を沸かすことが必要なので、実は草木染めってまるっきりエコじゃない・・・^^;
だんこうばい
林の縁などに多い落葉低木です。
刻みます
こんな感じに
煮出して漉した染液
3番染液まで取りました
この後は、染液を混ぜたりしながら、薄い濃度から染めていきます。媒染をかけて、さらに染め付けます。今日は雨のせいもあり、ちょっと材料が少なかったかな、また染め重ねるかもしれません。
疲れてしまったので、この後の写真はありません・・・。出来上がったらまた。
鍋2個+藍の葉っぱ
草木染めの中で、火を使わずに染められるのは今のところ藍だけです。その藍染にしても、事前の精錬は欠かせません。染めるという作業には、これだけの手間と水と火力が要るということを、経験のない方はまったく知らないと思うので、今日はちょっと記録がてら書いてみました。