草木染め

どんぐり染め

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寒くなってきました。もう葉をとって染めるものはシーズン終了です。この秋は長雨の影響をモロに受けてしまい、色々と後手後手に回った感があります。来年はもうちょっと天候に安定してほしいものです。

3600-dscn0224 どんぐり
金槌で叩いて割れ目を入れる作業です。やらなくてもいいと思いますがなんとなく気分的に。

3600-dscn0229 ぐらぐら
沸騰中。今日は3度煮出して染液を作りました。

3600-dscn0231 媒染
おや・・・・・・?
予想とは違う色が出ているな・・・・・・

グレーになる予定が、焦げ茶になったような。乾いてみないとはっきりとは言えませんが多分。おかしいな。

3600-dscn0232 エゴマ収穫
手前と真ん中あたり奥にあるのがエゴマ。その奥にはとうもろこしが枯れたまま立ってます、エゴマを寄りかからせていたので。
エゴマもなかなか花が咲かずに気をもみました。ようやく咲いたと思ったらもう霜げてしまい、仕方ないので収穫してしまいました。これから乾燥させて実を取り出す予定。

藍の花穂もすこし収穫して乾燥させています。来春はちゃんと選別した種を蒔いてみたいものです。
ではまた

草木染め

昨日の染め色

投稿日:

3600-dscn0217 干してます
昨日の染めものの一部を店の軒下に干しています。
手前に写っている黄色とグレーがブットレアの色。
奥にちらっと見えている赤系と紫系がかりん。
ハンガーにかかっているのは藍の煮染め。
染めは面白いですね~♪

3600-dscn0218 紅葉
紅ではなくて黄色ですが、広葉樹の紅葉はだいぶ進んできています。ここからは一気に駆け足で冬へと・・・(>_<)

3600-dscn0219 町道の様子
木に巻き付いたツタウルシの赤が目立ちます。右手前にあるわが家のどうだんも赤くなってきた。挿し芽して作った株、18年くらい経ったかな。

 

最近になって、ヤフーショッピングでのポイントというものをちゃんと知り、今まで何も知らずに(知ろうともせずに)楽天やらアマゾンやらで色々と買っては、そのポイントを失効させてきたのだと気付きました。
なんという失われた15年でしょうか。
今では同じものならポイントがつくところで買おうと思うようになりまして、いやはや、知らないということは怖ろしいねと。
大体店やのポイントなんて、貯まる前に相手が消えるか制度が消えるものと思ってましたが、今は違うんですね。驚きました。楽天大好きって友人がいるのに、もっとちゃんと話聞けばよかったです(笑)

で、ふと考えました。
たしか2年ほど前に、ヤフーショップ開店させたっけ・・・・・・。
そのまま休眠してるけど、うーん。
と思って見に行きましたが、やはり品物を出す手間は改良されていないようで相変わらずめんどくさそうでした。これなら自分の店にアップする大変さと大差ない。
実は自分の店を維持していくのが大変になってきて、もう自店サーバーとかこだわらずに、どこかシステムの簡単なところに移転させたいなとも考えていまして。何でもかんでも自分でやらなければ気が済まない性分で、人に頼むことは選択肢にない暮らし方をずっとしてきましたが、少しずつペースダウンすることを考えなければ。
これからしばらくの間、検討してみようと思います。

このwordpressもそうなのですが、今や写真のアップロードが、画面上へのドラッグ&ドロップでできちゃう時代。そんな時代に<img src~>なんていちいちやらなくてもいいんじゃないかな、と。省力化できるところはしていきたい。その分のエネルギーは他に回して。

んなことを考えている秋の夜長です。ではまた

草木染め

かりん染め+ブットレア染め

投稿日:

午前中から火を焚いて、まずはかりん染め。昨年染めていい色が出たので、今年もやってみました。昨年より若干時期が遅くなり、既に紅葉が始まっていたのが不安でしたが、一応まぁまぁの色が出たのではないかと思います。

今日、草木染めにつきものの「染めムラ」の1つの理由を解明しました。そうだったのか・・・・・・、気付かなかった。酸化によるムラ。気をつけねば。

3600-dscn0212 かりん染め
もう火から下ろしてますが、赤っぽく染まっています。これはこの後で銅媒染しました。

なんとなく鍋が空いたので、すごい勢いでブットレアを取ってきて刻み、煮出して染めてみました。3600-dscn0213 染め中
黄色っぽいです。これは悩んだ末にミョウバンでアルミ系媒染。

dscn0215 カリン
けっこう刻みましたがまだこれだけ残っているので、もう一度やろうと思えばできるけど・・・、生地の準備とか・・・、どうする。

3600-dscn0211 ウメさま
鼻の頭にドッグフードくっつけてて面白かったので撮りました。ごく普通の犬のようにも見えますが、もう目はかなり見えない状態だと思います。耳も鼻も同じく老化が進んでいます。でも食欲があってまだまだ元気。

 

昨日の平尾誠二さんに続いて、今夜は登山家の田部井淳子さんの訃報に接し、驚きました。時々テレビで見かけていたように思うのに。
田部井さんには旅を始めて間もない1989年に一度お目にかかったことがあります。その時は私はまだ出版の仕事は始めておらず、ただのプータローでした。エベレスト街道の玄関口であるルクラで、飛行機が飛ばなくて何日も待ち続けていた時に、メラ・ピーク遠征を終えて下りてきた田部井さんにお会いし、すこしお話しさせてもらいました。一緒に写真も撮ってもらったな、探せばあると思うけど・・・。待ち続ける私たち(数百人が空港に押しかけては毎日押し返されていました)に手を振り、翌日にはカトマンズに飛び立ってゆかれました。

さて。
今日は結局晴れはせずに曇り、明日も曇りの予報です。ではまた

(追記)
その後記憶に間違いがないかとオフィシャルサイトを見てみたら、89年のメラピークが最後のヒマラヤ・ピークハントだったのですね。その後一度マナスルにも行かれているけど、登頂はしていないみたい。もっとヒマラヤに行かれているのだろうと漠然と思っていたけど、私がお会いした時点で50歳にはなられていたと思うので、やはり負担が大きいこともあったのかもしれません。
海外登山歴の中に、タイの「ドイ・インタノン」があったので、あらら。

草木染め

ようやく晴天が・・・

投稿日:

しかし遅すぎる・・・。
9月に入ってからの異常な雨続きの天候の中、藍の2番刈がなかなか出来ない&やっても乾かないという状態が続き、その間に藍は次々と花穂を出して今や花盛りに。こうなってしまうとエネルギーの大半は「結実」という一点に向かってしまうので、葉の質はぐんと下がってしまうのではないかと思います。
それでも収穫すべきか迷いながら、少しずつ収穫しては乾燥。やはり1番刈の時のような黒黒とした乾燥葉にはなりません。
なかなかに難しいです。

染め重ね中だったり、フィニッシュしたりした藍染たち。来年用かな。そういえば今年は藍が建つのも遅かったのですよね。

段階によって色の濃淡が。素材にもよるところがありますが。

 どんぐり
そしてもちろん、どんぐりも拾っております。この時期しか拾えないし、結局、この時期しか染められないので・・・。取っておけば春にも染められる? 虫が食べ尽くしてしまうのが先のような気もします。

 トリカブト
なくなったと思っていたトリカブト、別の場所に移動して咲いていました。もちろん自分で勝手に移動したのですよ・・・。

今日は藍の煮染めをしました。このまま霜がくれば藍は終わってしまうので、せめて間に合わなそうな分は煮染めでも使ってやろうかと。
同時に精錬やら濃染処理やら。やることはたくさんあって、色々やっているのですが、作品になるには時間がかかるなぁと実感。
やってみないとわからないことが多すぎて、日々勉強です。

今日の軽井沢は0.6℃まで下がったらしいけど、ここはそこまでは下がらなかったのではないかと。たぶん霧のせい(たぶん)。下がったとしたら、藍はやられてると思うんですよね。
明日は2℃の予報、そんで藍がやられたりして。ではまた

草木染め

山椒染め

投稿日:

天候の回復を待っている間に季節はどんどん進み、ヤマザクラの落葉はもう半分以上、他の広葉樹も紅葉が始まっています。
やれやれ。
結局、藍の2番刈は天候に阻まれて殆どまともな状態ではできなくなってしまいました。借りている畑は既に収穫を終えましたが、雨が続いて乾燥作業が進まず、葉の劣化を食い止めることができませんでした。工房庭の藍たちも花盛りで、既にエネルギーは葉から花へと移動しているわけですから、あまり良質なものは望めません。
天候が相手なのでどうしようもないのですが、残念・・・。

気を取り直して、今日は山椒で染めてみました。去年染めてみて、期待しなかったものの仕上がってみたら結構好みの色になったので、今年もやってみたのですが・・・。
山椒、と言っても多分、イヌザンショウだろうと思います。私は食べたことはないですが・・・、佃煮とかにすれば食べられるのかな。でもイヌが付くと大体ダメですよね。
まったく違うテイストの色が出て、苦笑い。本当に、二度と同じ色は出せないものだなと。

今日も同時進行で精錬作業。また、前回染めたダンコウバイのものを仕上げました。
どんぐりとクリの落下を始まりました。今年はわが家の山栗は不作ですが、染めはイガがあればいいので。ちょっと歩けばどこにでも落ちていますしね。クマ注意ですが。

600-r0040012 山椒、藍・・・

600-r0040011 ちょうちょ
藍の花に蝶が来ていました。撮れるポジションに居てくれないので、これが限界。

少しでも日ざしがあったり風があれば、まだ大量に処理が続く藍を干しています。当分はこの作業が続く予定。

 

草木染め

だんこうばい染め+精錬の様子

投稿日:

雨が続きますが、木々は紅葉を待ってくれないので、雨の中葉っぱを取りに行ってだんこうばい染めをしました。
今日はその前に、精錬作業の様子から。

600-r0039993 鍋スタンバイ

寸胴に大量のお湯を沸かし、純せっけんを削って入れて、その後ソーダ灰を入れます。色々なやり方があると思いますが私はこれです。

600-r0039995 生地を投入

今日はタイの手織り木綿、漂白していない薄茶のものを精錬しました。
沸騰させた状態でしばらく置き、取り出してゆすぎ、脱水。2度繰り返すこともありますが、今日は1度で。その後、濃染処理をします。私はディスポンという市販のものを使っています。これにもお湯を沸かすことが必要なので、実は草木染めってまるっきりエコじゃない・・・^^;

600-r0039987 だんこうばい

林の縁などに多い落葉低木です。

600-r0039989 刻みます

600-r0039990 こんな感じに

600-r0039997 煮出して漉した染液

600-r0039999 3番染液まで取りました

この後は、染液を混ぜたりしながら、薄い濃度から染めていきます。媒染をかけて、さらに染め付けます。今日は雨のせいもあり、ちょっと材料が少なかったかな、また染め重ねるかもしれません。
疲れてしまったので、この後の写真はありません・・・。出来上がったらまた。

600-r0039994鍋2個+藍の葉っぱ

草木染めの中で、火を使わずに染められるのは今のところ藍だけです。その藍染にしても、事前の精錬は欠かせません。染めるという作業には、これだけの手間と水と火力が要るということを、経験のない方はまったく知らないと思うので、今日はちょっと記録がてら書いてみました。

 

草木染め

精錬三昧

投稿日:

朝から火を焚いて、精錬三昧の1日でした。

3600-DSCN0192

これはシルクのストールかな、これも精錬です。シルクは染まりやすいので、精錬はなくてもいける(と思う・経験から)のですが、念を入れてやってみました。

3600-DSCN0188

2つの鍋で同時進行のため、何が何やらわからなくなってきます。

ひたすら、精錬しては洗い、脱水し、また洗い、脱水し・・・。途中で濃染処理も加わるのでややこしい。そんなこんなで今日は1日ずっと精錬していました。

その傍らで藍染めも少々。
こんな染め三昧の日が自分に来るとは思っていなかったです。
ではまた

『二千七百の夏と冬』 荻原浩
少し前に直木賞を獲った人ですよね。私は昔1作読んだだけで以後は縁がなかったので、今回これを読んでみました。読み始めてすぐに思ったのは、鈴木光司の『楽園』のデジャヴ・・・。でも上巻は疾走感があってよかった、下巻は残念ながら私には失速したように感じられました。
☆4.0  現代の部分は正直要らなかったな、あと、クヌゥとは最後に対決するのかと思ったよ・・・

『笹の舟で海をわたる』 角田光代
この人も直木賞作家だったかな? 『ツリーハウス』が記憶に残る作家です。この小説ですが、重い・・・・・・。はてしなく重たかった、私には。最後にわずかに救いがあってよかった。
☆4.0  親子って難しいよね

草木染め

藍建て10日目

投稿日:

本日もまだ建たず・・・・・・。
液温は32℃で安定、PHも11.6~11.7で安定。
最初に仕込んだ時に、急激にPHが下がったのはいったい何だったのだろう?

気を取り直して。

晴れたので藍のテスト収穫始めました

最も育ちの良い(日当りのよい)場所のほんの15~16株を収穫、葉と茎を分けて、葉だけを網袋に入れ、作業小屋のトタン屋根の上に置いてみました。

「熱いトタン屋根の上の藍」作戦。大成功、1日でかなりしっかり乾きました。今年はこの作戦で行こうと思います。

アカソ染め仕上がり

左から2点はシルク、左が灰汁媒染、右が銅→灰汁媒染。
右2点は木綿と大麻。どちらも灰汁媒染。
どちらも悪くない、木綿が灰汁でこんな風に染まるとは・・・。

明日も晴れる予報なので、藍の収穫を続ける予定です。少しでもやっておかないと、借りている畑が始まったら大変なことに。
梅雨明けはまだでしょうか。

草木染め

アカソの染液を取りました

投稿日:

300-R0039852 アカソ(もしくは仲間)

わが家の隅っこに自生しているアカソ(または仲間)です。花穂が出てきたので、そろそろ染液を取ってみることに。

300-R0039856 適当に収穫

300-R0039857 不思議な花穂

300-R0039864 煮出して

300-R0039865 染液

最初は黄色だったのが、煮だしていくうちにいつの間にかこんな色に。びっくり。どんな色に染まるでしょうか・・・(一応、赤を期待)。
酸化させたほうが赤味が強まるらしいので、染めは明日かもうちょっと先です。