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ノンカイ→ビエンチャン→ノンカイ

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ムクダハンからウドンタニまで4時間、そこからノンカイまで1時間ちょっとかかる。ノンカイ到着は4時近かった。こっちで泊まることにする。
前回ここに来たのはたぶん2007年か2008年。その時はまるっきりいい思い出がない。泊まった宿が最悪だった。今回はどうか。最初に目星を付けておいた所に行ったら満室だったので、トゥクトゥクに連れられて別の所に。白人のオーナーがやっている小洒落た宿だった。ちっとばかり嫌な予感がした。
案の定、どう考えてもその宿で最悪の部屋に案内されたことが後にわかる。最初はわからなかったんだけど・・・。窓から見えるのが庭だと思ってたら外の道だった、外の道からそのまま部屋に入ってこれる(もちろんドアがあって鍵はかかってるけど)。ベッドから1メートル向こうに人がいても別におかしくはない、だって道だから。うーん、これってどうなのか。
やっぱりナメられたんだよね・・・。タイでは、そこがアジアであるにも関わらず、アジア人であることによる差別を感じることがよくある。しっかりした人ならないかもしれないけど、ぼんやりの私はよくある。今回もそうだったと思う。宿のレストランでは何も食べないことにした(笑)。ノンカイは賑やかな屋台街があるので食べるには困らない。

翌朝、ノンカイのバス駅に行って(宿からは戻る位置関係)国際バスでビエンチャンに入ることも考えたけれど、それより自分で国境越えたほうが早いんじゃないかと思ってトゥクトゥクで国境に。

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ノンカイ・つまりタイ側の国境ゲート
三々五々、国境を越えていく人がいる。出国手続きをしたら、橋を渡るバスに乗ればラオスに連れて行ってくれる。ラオス側では入国手続をして、ふっかけてくるトゥクトゥク・ドライバーを無視して探し回れば、ビエンチャン市内に行くバスが見つかる(はず)。ビエンチャンまでは1時間前後だったと思う。バスはタラート・サオの近くに止まるので、そこからはトゥクに乗るか、荷物が少なければ歩いてでもゲストハウス街まで行ける。

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かつてフランスに支配されていた国なので、フランスパンのバゲットは今も普通に町中にある。しかしラオスも変わったな、以前ならガラスのコップにたっぷりの練乳と一緒に出されたネルドリップコーヒーが、今じゃただのネスカフェに・・・(>_<)

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ラオスにもカプセルホテル。びっくりした
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タラート・サオ。かつてモーニングマーケットと呼ばれていた味わいのある市場が、ビルになっている。ビル自体は建ってだいぶ経つけど、見る度にやれやれと思ってしまうな。

ビエンチャンには1泊しただけだった。泊まった宿では、夜になってシャワーを浴びようとしたら水しか出なかった。フロントに言ってもなかなか対処しようとしない。3回言いに行ってようやく、別の部屋に換えてくれた。前回ビエンチャンに泊まった時もろくなもんじゃなかったし、どうもこの、ノンカイ~ビエンチャンルートは私にとってツキのない場所らしい。

2日目も市場に行ったりうろうろして、昼にチェックアウトし、国際バスでノンカイに戻る。ここのタイ側のイミグレはいつもそうだけど異常に混んでいて大嫌いだ。
ノンカイのバス駅に着いて、チェンマイ行きのバスのりばに行き、荷物を預かってもらう。一昨日にチケットは買ってあるので安心。出発まで4時間ほどあったので、ノンカイの散策に出かける。

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大きな金色の仏像がメコンを見ている寺院

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メコン沿いの大きな広場には巨大な龍が・・・

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対の龍。ぜんぜんピンと来ないんだけど、伝説とかあるのかな

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鴨の麺屋

初めてノンカイに来たのはたぶん1990年台前半だったと思う。その時はまだ国境は開いていなかったと記憶しているのだけど、その時に鴨麺を食べた店がその後もずっと営業を続けている。一人で来てもここには顔を出していたが、別に顔見知りというわけではない。

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今回、スマホの自動翻訳という強力なツールを持っていたので、
「20年以上前から何度か来ています」と、言ってみたら、店主が大喜びして、写真撮ってもらった。店主は82歳、ここで店を開いて40年になるそうだ。娘夫婦に代を譲っても、店主は店の入口にどっかりと座ってなかなかの貫禄。タイではよくそういう風景を見る。
写真見たら相当ヨレてますね・・・お疲れさんです。

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メコンの上流方向に日が沈む

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ノンカイのバス駅
少し前まで、ここからチェンマイにバスで行こうとすると、一度ウドンタニに出て、そこから深夜バスだったのだが、今はノンカイから直通バスが出るようになり便利になった。

ノンカイ発夜の7時。チェンマイ着は・・・、8時頃だったかな? 12時間ちょっとかかった。バスのエアコンがアホみたいに効いていて、フリース着て毛布かけていたけど風邪引いた。いい加減に「適度な空調」について真剣に考えてほしいと切に願う。

ここまでで。
タイ→ラオス→タイ→ラオス→タイ。
という節操のない動き。日本人がどちらの国もビザ不要なので、このようなことが可能になっている。渡れぬラオス、遠いビエンチャンをノンカイから眺めたのがほんの少し前のように思うが、よく考えてみればもう四半世紀も前の話。たしかラオスに入れるようになったのは1996年あたりだと思うので、そこからちょうど20年。ラオスもタイも本当に大きく変わった。これからもどんどん変わっていくのだろうな・・・。

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チェンマイ旧市街のカフェで
普段はカフェなんて場所にはこっ恥ずかしくて行かないのだけど、高校時代の恩師に「今チェンマイにいます~」とメールを送ったら、「カレン族のコーヒー買ってきて」と頼まれ、検索したらどうやらここにありそうだったので。
チェンマイでも自転車を借りてうろうろ。バイクは・・・、国際免許持っていないし、作ったとしても私は中型バイクの免許は持っていないので、検問に引っかかるとアウト。そんなわけで自転車。
このカフェに行った日に既に風邪の症状が出始めており、翌日バンコクに着いたらもうフラッフラで、宿にたどり着いたらそのままエアコンも付けずに「寒い寒い」と寝て、ちょっとすると「暑い暑い」、でまた「寒い寒い」。どこにも行けずに終わったバンコクだった。

そんなこんなの旅でした。今回の旅で買ってきた布たちのお披露目はもうちょっと先になる予定。
ご笑覧感謝。