藍の栽培

2番刈り始めました

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木曜日のお昼頃に、天気予報を見たら翌日が晴れになった(変化した)ので、それっとばかりに畑の藍を収穫しました。何せ、追分だけで結構な量が生育中で、借りている畑もあるため、段階的にやっていかないと大変なことになることが予想されるのです。

 夜なべ仕事

茎から葉を外す作業は夜に。
そしたら翌日になったら天気は曇り時々雨になり、干せない・・・・・・。
一部は工房の中に吊るし、一部は家の中で扇風機。

 本日は予報は曇り

時々薄日が射すので、屋根に上げました。

 花穂

ピントが甘いですが、先端にはこのように花穂がついています。1番刈をしたグループにも、既に花穂を伸ばして咲かせているものも。天気が恨めしい。

 夕方の藍

今日は朝から火を焚いて精錬作業をしていたので、その熱がまだ残っている竈の周囲に置いています。明日も火を焚くことになりそうです。

藍も元気で、1日おきくらいに染め作業をしています。なかなか写真が撮れないのはいつものことで、販売できるのは来年かも・・・^^;

今年の8月は、酒さという初めて知った症状に翻弄され、外仕事が出来ない(紫外線と汗が大敵のため)日々が続いていささか大変でした。強烈なストレスも幾つか重なったので、帯状疱疹もそうだったのだけれども、色々と気をつけていかねばと思ったことでした。症状はかなり治まってきて、暑さの盛りもとうに過ぎましたので、外の仕事も少しずつしています。

そんなこんなで、ではまた

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秋の長雨

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夏らしい夏があったかな・・・、と毎年思うのですが、今年もあっという間に秋風が立ち、気温ももう20度台前半になってきました。

建てた藍は元気で染め作業を続けています。いろいろ染めているのですが、撮影やら何やらが間に合わず、夏が過ぎていくという・・・(>_<)
建つのも遅かったし、後手後手になってしまいました。

種取り用ではない藍にも、花穂を抱いたものが出始めました。そろそろ収穫なのですが、天気が一向に安定せず、ずーっと曇りマーク。2~3日連続して晴れる予報が出ないと収穫したくないのですが、しばらくダメみたいです。
縫製したり、染めたり、少し撮影してアップしたり、で、日々が過ぎていきます。
「酒さ」はだいぶよくなってきました。思えば症状が酷かったのは借りている畑の1番刈の前後で、暑さの盛りでした。心身ともにいろいろ疲れた時期だったのだと思い当たります。
だんだんこういうことも増えていくんだろうな。気をつけて過ごしていかなくては。
ではまた

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藍の花穂

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3600-R0039972 花穂がつきました

1株だけ畑の真ん中あたりで種どり用に育てている藍に、なぜか1本だけ花穂がつきました。収穫をしなかった株です。早めに花をつけて種までちゃんと出来て欲しいので。寒冷地では、花穂が出るのが遅れれば、種までいきません。

3600-R0039970 きれいなピンク色

こうして画像で見てみると、まだ咲いていないのかな? と疑問に。夕方だからかな・・・。

今日は午後、工房に染めたものを取りに行った時に、藍1号畑でキジのメスと子どもが遊んでいるのに出くわしました。数日前は枕木の隙間で蛇が日光浴をしていました。色々と、生き物にも慣れました。

極薄手のカディやサリー類を片付けて、ついでに生地の整理。探している生地は出てこない。いつものことですが、どこ行ったのかな。
ではまた

縫製

ヤオパンツなど作りました

投稿日:

ここ1週間ほどの間に作ったものをアップしました。

3600-CIC42-10 木版更紗のワンピース

木版更紗のサリーから作りました。ノースリーブ、前開き、開き隠し付きなので単品でも大丈夫(開きが突き合わせですが内側に1枚入っています)。

3600-PTC79-04 ナガのヤオ

ナガ族の布を使った、ヤオ族のパンツです(ややこしい)。珍しい動物柄、赤も比較的珍しいかなと思います。少し柔らか目の生地だったので、服地に向きました。

3600-BAG40-04 ナガのバッグ

肩ひもも同じ生地から取れたので、贅沢なかばんになりました。

今日もすこし藍染め。あとは重ね染めを終えたもののアク抜きなど。撮影、加工とアップ作業も少々。また1周間が矢のように・・・。
ではまた

草木染め

精錬三昧

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朝から火を焚いて、精錬三昧の1日でした。

3600-DSCN0192

これはシルクのストールかな、これも精錬です。シルクは染まりやすいので、精錬はなくてもいける(と思う・経験から)のですが、念を入れてやってみました。

3600-DSCN0188

2つの鍋で同時進行のため、何が何やらわからなくなってきます。

ひたすら、精錬しては洗い、脱水し、また洗い、脱水し・・・。途中で濃染処理も加わるのでややこしい。そんなこんなで今日は1日ずっと精錬していました。

その傍らで藍染めも少々。
こんな染め三昧の日が自分に来るとは思っていなかったです。
ではまた

『二千七百の夏と冬』 荻原浩
少し前に直木賞を獲った人ですよね。私は昔1作読んだだけで以後は縁がなかったので、今回これを読んでみました。読み始めてすぐに思ったのは、鈴木光司の『楽園』のデジャヴ・・・。でも上巻は疾走感があってよかった、下巻は残念ながら私には失速したように感じられました。
☆4.0  現代の部分は正直要らなかったな、あと、クヌゥとは最後に対決するのかと思ったよ・・・

『笹の舟で海をわたる』 角田光代
この人も直木賞作家だったかな? 『ツリーハウス』が記憶に残る作家です。この小説ですが、重い・・・・・・。はてしなく重たかった、私には。最後にわずかに救いがあってよかった。
☆4.0  親子って難しいよね

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染めたり洗ったり

投稿日:

藍は重ねて染めていくものなので、一昨日染めたものを今日もまた染めたり。ずっと前から染めているものを酢で中和して洗濯機で洗って仕上げたり。というような作業を本日も。

3600-R0039965 定位置に・・・

写っているのはほぼ仕上げのものたちです。

3600-R0039968 久しぶりに絞り

北タイの工房で、滞在中はずっと絞りをしていましたが、中でも好評だったのがこの手の絞り。その工房は板締めが主だったので、糸で縛るのは面白かったようです。工房の主はもちろんご存知でしたが、若い研修生みたいな人は初めて見たとのことで、みんなで一緒に絞って楽しかったです。

3600-R0039967 藍もすくすくと

成長中。昨年は10日頃から2番刈を始めていますが、今年はもう少し引っ張ってみようかと考え中です。去年はたしか、すくもを作るのに気温が必要だと考えて刈り取りを始めましたが、今年はすくも作りを急いでいないのです。気温よりも(もちろん気温があればよりよいのだけど)、作り方だと考えていて、いろいろ工夫しながらゆっくり秋の仕事にする予定です。

昨日の軽井沢は最低気温が10.2℃に。あっという間に秋ですね、ではまた

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染めと精錬

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昨日の日曜日、日中は天気が保ちそうだったので火を焚いて溜まっていた精錬作業をしました。ところが昼過ぎにはさっさと雨になり・・・。

DSCN0182 寸胴2つで

適量入れているつもりですが、煮立つと生地が浮いてきてしまい、始終つっついて沈めたり、時々引っ張りあげて別の所に沈めたりと忙しいです。精錬をしないと染まりが悪い、またはそもそもがまともに染まらなかったりするので、染めをやる以上はどうしても必要な作業です。
今日テレビを見ていたら藍の工房が紹介されていて、そこでは「精錬」の工程は省かれていたのかな、ありませんでした。糊置きや、その後の呉汁置きは見せてくれたのですが。藍染めに関しては精錬はいらないとか、そんなことないよねと思いつつ・・・。

今春お世話になった北タイの工房でも、生地の精錬という工程は見ませんでした。洗濯機で洗って、絞りを入れて、染めていました。精錬ができそうな設えもなかったし。ただ、タイの生地は、日本のものに比べて染まりやすいと思う(生地を作る段階での加工が異なるのではないかと)ので、そのへんは加味して考えないと・・・。

DSCN0185 雨になった

ので、工房の中に干しています。重ね染め中の藍のブラウスたちと、精錬した白生地。ただの白生地も芸がないなと思えてきたので、国内で少し木綿を買ってみようかと物色しています。どうせなら少し織柄があったりするのが面白いかな、あとはリネンとか。

今日は受注製作のものに注文が入ったのでその縫製など。縫製中のものも数点あるのであっちやり、こっちやり。作ろうと思っているかばんが中々できないです。

台風接近中、ご注意ください。ではまた

縫製

砂の海を渡る青いかばん

投稿日:

という名前のかばんを作りました。

600-BAG39-01

青い更紗だけを集めてかばんを作ろうと思い立ったのですが、思いの外、青に限ると手持ちが寂しく、自分で染めた藍布も一緒にして組み立ててみたものです。名前の通り、青いかばんが出来ました。
実はこの鞄、更紗も藍もなかなかなのですが、一番の見どころはボタン。そのへんのストーリーはサイトでどうぞ。

砂の海を渡る青いかばん   ←  こちらから

参考画像いくつか

3600-BAG39-07

3600-BAG39-08

3600-BAG39-10

3600-BAG39-11

藍染め

重ね染め

投稿日:

藍は1度染めて終わりにすることは殆ど無く、2度3度と重ねて染めます。うちの藍はまだ若く力もそんなに強くないので、よけいに重ね染めが必要になります。染めは1日置きに。何となくですが1日働いたら1日休むほうがいいような気がして、そうしています。北タイの藍工房でそんな話をしたら、初めて聞いたと笑われました。暑い場所の藍は元気だから、そんなふうに休ませることは必要ないのかも。

3600-R0039962

染めたら工房の外のすももの木に下げています。直射日光に当たることなく、風通しはそこそこいいので、干すにはよい場所。他にも工房裏の軒下なんかにも、干す場所があるのでそちらも使っています。
このワンピースは2度目。ブラウスの方は去年からだからもう5度目かな。

縫製もトコトコとやっています。今日はしばらく作っていなかったパターンで1点裁断しました。夏もぼちぼち終わるから、普通は秋ものに転換していく時期(もう遅いかも)でしょうが、なぜかノースリーブ・・・。

週末は、竈の修繕も終わったようなので、また精錬作業です。ではまた

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オリンピックも終わり・・・

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台風も過ぎ、夏は終わる・・・。すこし早いですが、軽井沢ではお盆をすぎれば秋風が立つと言われております。実際、お盆にはもう大根の種まきなどはしておかなければ間に合いません。因みにまだ蒔いていません、あると思っていた種がなかった・・・・・・(計画性がないと言われる所以か)。

施設が間に合わないとか、テロとか強盗とか暴動とか、いろいろ心配だったオリンピック、蓋を開ければちゃんと競技は運営されて無事に終了、よかったですね。
日本選手たちは大活躍でした。水泳、バドミントン、卓球、レスリング、柔道、陸上、どれも見ていて楽しかった(実況は見ませんが)。メンタルが弱くて大事な舞台では勝てなかった日本人の時代はもう終わったのだと思います。明らかに違う質の選手たちが育ってきて活躍している。素晴らしいことです。

スポーツ選手でも、作家でも音楽家でも、どんな場であっても、トップクラスになれる人はほんの一握り。多くの人が夢敗れて去っていく中でその場所にたどり着くためには、天から与えられた稀有な才能と、それを育てようとしてくれる誰かの存在と、自らそこにたどり着こうとする不断の努力と、それを必要としてくれる周囲(環境と言ってもいい)、これらが揃うことが必要です。そして、これらが揃うなんてことが、奇跡的なこと。そんな「奇跡の人」たちを見るのは楽しくてうれしい。
4年後、東京でそれが見られるのを楽しみにできるのもうれしいな。

藍は元気です。少しずつ染めています。ではまた