藍の栽培

藍干し

投稿日:

 工房の屋根
去年までは、片側が店(でも使ってはいなかった)、片側が夫の工房兼納屋だった建物の屋根です。トタン張りなので温度が上がり、藍の乾燥にはもってこい。なぜ去年までやらなかったのだろう・・・。

昨日、借りている畑で収穫してきた藍を、朝からとりあえず屋根にばらまいているところ。とりあえず大急ぎで日に当てなければ、ってところです。本当は、葉を取ってから干すほうがいいので、こんなに量が多くなくてできるのであればその方がずっといいです。

 店の屋根

こちらは今の店の屋根。西側にお隣(空き地)の林があり、早めに日差しが遮られるので、こちらは少なめです。

午後2時過ぎから雲行きが怪しくなり、雷が始まったので大急ぎで撤収。ギリギリ間に合いました。なんとか週末の2日で乾燥させたいです。時間をかければかけるほど、藍の成分は劣化するらしいので・・・(だから葉だけを乾燥させるのがベストということ)。

そんな1日。縫製もすこし。
藍は再び停滞期に入りました。PHも10.4~10.5と、ほとんど変化なし。明日はまたバケツを分けて日光浴させようかと思います。ではまた

藍の栽培

じわじわ

投稿日:

大きな変化はないものの、悪い兆候も見当たらず、マイペースな藍ちゃんです。本日は朝7時にPH10.4、出かけたので次の撹拌が午後5時近く、PH10.3、少しずつPHが下がっているので、悪くはないです。ただし還元膜と呼ばれるものはまだ確認できず。撹拌時の泡が若干透明から色付きに変わってきたのと、次に蓋を開けた時に少し泡として残っている、あたりが変化と言えば変化。また、温度計がうっすらと青みがかる。
たしかに発酵と還元は起きていますが、おそろしく弱い、これから強くなっていくのかどうか、わかりませんがもう少し待ってみます。

今日は借りている畑の収穫作業に行ってきました。あまりの忙しさに写真を撮るのを忘れました。小さな株は残そうかと思いましたが、結局ほぼ全株を収穫。一部は消滅しているので800はないと思います。750~800の間かな、もう少し少ないかな。
鎌で刈り取ってはコンテナに入れて車に運び、積み込み、という作業。すべて刈り終えた後は、夫が刈払い機で周辺の除草をしてくれました。私もホーと鎌でやりましたが、刈払い機には負ける・・・。

畑を借りている方が、苦土を撒いてみっかいと、少し分けて下さったので、作業後に全株にちょっとずつ撒いてきました。少し経ったらまた油かす液肥をやって、2番芽に期待したいと思います。雨がコンスタントに降ってくれたらベストなんですけど・・・・・・。
ではまた

藍の栽培

ようやく少しだけ青く

投稿日:

300-R0039912

26日目を迎えた藍ちゃん。相変わらずPHは10.7で安定。液温は多少下がって(電気毛布の温度を下げた)26.5℃ほど。
朝、シーチングの端布を入れてみました。2~30秒ほどかな、取り出して、水洗いしたのが上の写真。

青、だと思うんですけど・・・・・・。
ようやく、微かですが、還元が始まったことを確認できました。
藍という植物が持っている色素を、どうやって「青」として取り出すか。ここに発酵と還元(この言葉が正しいのかどうかは諸説あります)が関わってくる。発酵すれば必ず還元するのか、このへんがよくわからない。
化学(バケガク)は苦手で高校時代も赤点スレスレでしたから、難しいです。

さぁここから、どうなっていくのか藍ちゃん。
ほんと日本酒たくさん飲んだのだから頑張ってほしい。

今日はサリーを糊落としを兼ねて水洗いし、できるだけ目地を通しながらアイロン。
午前中に母親の用事で役場に往復、軽井沢はすっかりシーズン真っ只中ですね、人も多く車も多かったです。
午後は気になることがあって皮膚科へ。思いもよらぬ病名が告げられて、抗生物質が処方されました。「中年以降の女性に多いんですよ」と慰め(?)られましたが、年は取りたくないものですね。帯状疱疹といい今年は皮膚科に縁ができてしまいました。
ではまた

藍の栽培

ほんのかすかに

投稿日:

建てている藍、ほんのわずかに、好転の兆しのようなものが見えたような気が、するようなしないような・・・・・・。

液温は大体27~28℃(保温)、PHはここ数日は10.6~10.7あたりを推移。目に見える変化は殆どなし。匂いは、蓋を開けた時はアンモニア臭、その後は藍の匂いがしています。
かき混ぜた時の手応えはだいぶ「もったり」、されど重くはない、という感じになってきました。この微妙な感じは、多分あまり関係ないと思います。
ただ、今までよりは泡が立つようになったように思います。

ガーゼの1分染めをしてみると、水洗い後にほんのわずかに、青くなっているような。気がするようなしないような(笑)。
明日、ガーゼではなくシーチングみたいな生地を入れてみます。

ずいぶんお酒も飲ませたし、そろそろ建ってほしいものです。

本日は終日縫製作業をしていました。腕は上がりましたが、視力はどんどん落ちる一方なので、もっといい老眼鏡を作ったほうがいいのか考えたりしてしまいます。細かい針目が。あと、目地を通すのが難しいです。

そんなこんな。ではまた

未分類

大気不安定

投稿日:

昨日、今日と大気が不安定で日本中あちこちで豪雨とか。軽井沢も二夜続けての雷雨となっています。しっかり降ってもらえるのはありがたいので歓迎。被害が出るほどの豪雨はどこであろうと困るけれど。

藍は本日も起きる気配はなく、PHは10.6~10.7あたりです。発酵の要素は満たしているはずですが、タイミングがずれたのだろうか、わかりません。もう少しだけ待ってみようかと思案中。昨年の乾燥葉の重さからして、すくもの重さよりももっと多いものとして計算すべきだったのかな・・・。でも、そこで変化するのはせいぜいが「ふすま」や「日本酒」の量なので、あまり関係ないか・・・。何しろ見えないものなので、難しいです。

非公式ブログが色々な要因で現在休眠しているので、読書メモだけ。
「チャイナフラワー」  欣然
ある程度内容は知っていて読んだのだけど、あまりの酷さにテンションが下がりました。中国という国の底なし沼的などうしようもなさは、少し前の話とはいえ愕然とします。
「薄情」 絲山秋子
珍しく男性が主人公。ほぼずっとモノローグ。全体としてテーマがわからずラストもいまひとつ腑に落ちないので☆5ではないのだけれども、この人は本当に同世代の書き手の中でピカ一だなと思います。「わかる」んです。

繁忙期に図書館・・・。ずっと前に予約していた本が来ましたと電話をもらったので出かけ、ついでに借りてしまいました。苗族の刺繍の本がかなり見応えがあり素敵でした。日本の蒐集家が作った博物館が常滑にあるそうなので、いつかみゆきさんのコンサートが名古屋であれば見に行ってみたいなと思いました。私も苗族エリアは旅しましたが、もう素晴らしいものは流出後で、残念だったなと想い出しました。でもまた行ってみたいなぁ、あのエリアはミラクルワンダーランドです、私にとっては。

ではまた

畑仕事など

投稿日:

7月最後の日は晴れて暑くなりました。
今日はじゃがいもの収穫。少し前に3分の1ほどやったので、その残り。

300-R0039906 これは男爵

男爵とキタアカリと植えました。キタアカリはもしかしたら大きくしすぎてしまったのか、けっこう弾けているような芋が見られました。そんなことってあるのかな?

300-R0039909 ぬか漬け

だいぶぬか床が熟成してきて、美味しくなりました。きゅうりもナスも自家産です。夏はいい季節ですね。

1番刈の後発組も乾燥の最終盤です。明日仕上げに干したらもう終わり。重量をはかってみたいと思います。今週はたぶん、借りている畑の収穫もしてみるつもりなので、忙しくなりそうです。

建てている藍はまだ寝ています。PHは10.6あたりまで下がってきました。これが何を意味するのか、待つべきか、悩むところ。今日、糖分と日本酒を少々与えてみました。温度、アルカリ度、糖分と揃えば発酵するはずなのだけど、いちばん最初に発酵していたのを止めてしまったのか、それともいずれにしてもまだ発酵段階ではないのか、発酵はしているけれども還元しないのか。判断が難しいです。
もうちょっと待ってみようかと・・・。

夜になってから雷雨になりました。畑にも藍にもありがたい。ではまた

未分類

タイ・ダム族の古布で作った伝令鞄

投稿日:

ラオス北部を旅した時に見つけたタイ・ダム族の古布で、メッセンジャーバッグ風の鞄を作ってみました。訳して伝令鞄。
タイダム族の女性が頭にかぶる頭巾から作っています。
iichi、creemaからお越しの方は、補足画像をどうぞご覧ください。

リンコル本店の販売ページはこちらです 伝令鞄

33600-BAG37-01

33600-BAG37-04

33600-BAG37-03

33600-BAG37-05

33600-BAG37-09

33600-BAG37-10

33600-BAG37-11

33600-BAG37-13

未分類

アカソ染めと精錬作業

投稿日:

作ったアカソの染液がそろそろ1週間になりそうなので、今日染めました。
3600-R0039899 煮染め中

染液は真っ赤ですが、シルクに意外と色が入らず不思議な感じでした。木綿のほうがよく染まりました。

3600-R0039902 精錬作業

同時進行の精錬。白い生地を純せっけんで煮るだけなのですが、このように水は茶色く濁ります。真っ白い生地なのに、不思議ですよね・・・。
今年は火が焚けて水場もある工房を作りましたので、作業がぐんと楽になりました。特に2槽式の洗濯機も専用に購入したので、脱水とゆすぎは機械まかせとなり、ずいぶん手が楽しています。

3600-R0039898 藍ちゃん日光浴

建たない藍、今日はバケツ2つ体制にして日光浴させてみました。液温は30℃まで上がりましたが、特に変化はありません・・・。

3600-R0039905 ウメさんと同じで
藍もひたすら寝ています。困ったものです。
ではまた

縫製

砂漠のタックブラウス

投稿日:

3600-BIC19-07 砂漠の色!
豊穣の赤、深い群青・砂漠の色を着るブラウス

インド茜の赤と、インド藍の群青、この2色の対比が実に美しい木版更紗から作ったタックブラウスです。この赤はラジャスタンレッドとも呼ばれ、この地の更紗を知る人で、この赤を知らない人はいない象徴的な色です。ラジャスタン州の砂漠の中にある染めの村で出合い、求めました。
あまりに自分が気に入ってしまい、長らく保管して愛でていましたが、とうとう決心して作品にしました。

と、これを書いている間に販売済みになってしまいました。また作れるかな、ラジャスタンやグジャラートの砂漠に行きたくてたまらなくなってきました・・・。
お買い上げいただき、ありがとうございます。

藍の栽培

一番刈の干し葉

投稿日:

少しずつ進めてきた一番刈、今日、わが家の敷地内のものはすべて終えました。よく晴れたので今日刈った分は屋根で乾燥、すっかりは乾かないので夕方には取り込んで、野球中継など見ながら茎外し作業中です。

 第一陣の一番刈

葉だけになって数日かけて乾燥させたものです。同じような衣装ケースに6個分。

 手で崩してみた

粉々に粉砕する必要はないけれど、ある程度細かくなっていてもすくもにする段階で問題はありません。去年は葉を崩さずにすくもへの工程に進んだので、今年は崩してみようと実験。産地では、収穫した藍をそのまま裁断機にかけて、風で茎をよけて乾燥させると読んだことがあります。

どのくらい穫れたかな?

建てている藍には今日も変化はなし。PHが11.0に下がりましたが、特に変わった様子はなく、ひたすら静かなままです。もうじきタイムリミットの月末が来るので、そろそろ起きないかな。
ではまた